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福岡.平尾に住んでるSE(スーパーエロい)の日記。

books

GWに読んだもの

中島らも「愛をひっかけるための釘」「イッツ・オンリー・トークショー」 大好きだ。らもさん。サービス精神ってのは、こういうことだね。 池波正太郎「男の作法」 大作家が延々と小言をたれてる。2/3程度で挫折。

歌野晶午「葉桜の季節に君を想うということ」

読者である俺の頭の中でのトラ像は徒然亭草々(青木崇高さん)。読み進めていくとこれびっくり!。 序盤、文章がおいしくなくて、どんだけ若造が書いた小説だよ、と思っていたけど、このトリックには唸ったね。傑作。

9.伊坂幸太郎「アヒルと鴨のコインロッカー」

ミステリで、青春小説。謎と、謎解きがすんげえ!。これこそ面白い小説だ、映像では、このおもしろさは表現できない!と思ったけど、映画化されてんのね。えー?。

8.雫井脩介「犯人に告ぐ」

警察は、正義ではない。あれは職業。マスコミは、正義ではない。あれも職業。但し、正義感を持って行うべき職業。 1章の記者会見の模様は、警察の不祥事とマスゴミのやりとり。胸くそ悪くなるわい。

川上弘美「竜宮」

文章が上手いなあ。ひらがなと漢字の配分が絶妙で、字面がとても美しい。小説が好きと言うより、活字が好きな人に。

6.町田康「告白」

河内十人斬りを題材に、当事者の思想と行動を再構成したフィクション。 文章は面白い。好き。けど、お話は好きでない。

5.「嫌われ松子の一生」文庫版上下

原作→映画→原作の順で、原作を読むのは二度目。中谷美紀さんが脳裏で動く。

3.「超音速漂流」

航空機パニックアクション。亜成層圏を飛行する超音速旅客機に、事故発生。最悪の状況に、さらなる追い打ちが次々と。脳みその中はまるで、ハリウッド映画だ。一時期、航空機パニックアクションを見まくった俺には特に。 そんなわけで飛行機の乗客として旅を…

2.「クライマーズ・ハイ」

日本航空123便墜落事故でお亡くなりになった乗客乗員のご冥福をお祈りします。 件の旅客機が墜落した地方の、新聞社のドラマ。小説として面白い。クライマーズ・ハイの語源である登攀の描写は横糸。現場の描写は殆ど無い。 同事件を扱った小説、航空会社側か…

1.「白昼堂々」

犯罪小説。泥棒ものだけど、盗られても困らないところから盗ろうという。 似たような小説に「奪取」があり、こちらも大変面白い。

30.司馬遼太郎「竜馬がゆく」文庫新装版 1-8

今年の年末はこれ。俺の頭の中で「お〜い、竜馬」の絵で、登場人物が動く。すごく読みやすい。今日の竜馬像を造ったのは司馬さんだという説があるね。以後の竜馬ものはすべて模倣だとも。歴史として信じるのはどうかと思うけど、小説として面白い。 安政の大…

22.赤坂真理「モテたい理由」

書いてあることは面白いけど、文章はつまらない。女性ファッション誌を笑っているのに、文法は女性ファッション誌。要約して3行で書けば良くない?。 と思うのは男性脳ですね。

業田良家「自虐の詩愛蔵版 幸江とイサオ」

4コマで泣いたのは初めてだ。

安住 洋子「夜半の綺羅星」

微妙。入れ子構造が深すぎて・・。

19.小路幸也「東京バンドワゴン」

ひとが不幸にならないミステリ。登場人物を憶えるまでが一苦労。そこを越えればとても楽しい。

多島斗志之「海上タクシー備忘録」

瀬戸内。海上タクシーの連作短編。 またまた大当たりを引いちゃった。ミステリあり、サスペンスあり、アクションあり。ミステリといっても、暗号解読だったり、アリバイ崩しだったりと、サービス満点。 先日、とある雑誌で、オススメ本特集をやってて。その…

風野真知雄「水の城」

忍城攻防戦。石田三成(攻)vs 成田長親(防)。 寝る前にちょっと読もうかな、と思って止まらず読破。大軍を手玉に取る寡兵、超絶面白い。じゃじゃ馬姫と、姫を守る老兵も楽しい。絶賛おすすめ。

曽田博久「千両帯 新三郎武狂帖」

武芸十八般を修めた若者が、その腕を駆使して、駆使して?。 文章はあっさりとも言えるし、スピード感が有るとも言える。勝海舟の父親がちょい役(しかも美味しい)で出てる。

ロナルド・ダール「飛行士たちの話」

第一次世界大戦かな。飛行士たちの寓話。戦闘機好きにとって面白い本ではない。ある種の人は好きかも。

古川日出男「ベルカ、吠えないのか?」

20世紀の叙事詩。新しいスタイル。 今年は読書数が少ないな。

13.今井絵美子「虎落笛」「夜半の春」

連作短編。辛い話が多くてもう。 でも、ある編の主人公が、後の編で脇役として再登場することがよくある。そのときの彼らはおおむね幸せそうでほっとする。そこでまた、彼らはどんだけ辛い目にあったんだっけ、と、何度でも読み直せそうな予感。手元に置いて…

今井絵美子「寒雀 照降町自身番書役日誌2」

丁寧に書き込まれた人情話。ものすご面白い。4作目まで刊行されてるらしい。ゆっくり楽しみたい。

10.藤沢周平「驟り雨」

全体とおして、暗い。何度も読もうとは思えない。すごく面白いんだけど。

9.宮部みゆき「名もなき毒」

恐怖に憑かれた。 明日、無差別殺人の標的になってしまうかも知れないし、原田めぐみに出会ってしまうかも知れないし。 俺が、外立研治や原田めぐみに成らないで良かった。心がけよく生きていても、外立研治のような袋小路に填ってしまうことはあり得るだろ…

8.浅田次郎「姫椿」

浅田さんの本は短編が良い。「鉄道員」のあとがきだったか、 「短編小説が売れる風潮を望んでいる」 という意のことを書いていたような気がする。

7.北原亞以子「傷 慶次郎縁側日記」

最初の20ページぐらいで泣いてしまった。

今井絵美子「雁渡り」

市井もの。丁寧に書き込んである。面白い。士分を捨てて市井に下り、生計の道は自身番。道具立てがあれに似てるけど、粗製濫造しているあれは、今年はもう読まないと心に決めたのだ。

5.浅田次郎「五郎治殿御始末」

二回目だと思う。「石榴坂の仇討」が一番好き。浅田次郎さんの本は短編が良いね。

4.浅田次郎「天切り松 闇語り 残侠」

2回目。文句なし。

3.安住洋子「しずり雪」

これはすげえ。大傑作だ。市井もの短編と、武家もの中編が収められてる。 ねっとりと繊細。泣ける。チャンバラシーンは一度だけ、これも素晴らしい。 市井もの「昇り龍」がいちばんすき。