.log(ぽちろぐ)

福岡.平尾に住んでるSE(スーパーエロい)の日記。

読書

13.今井絵美子「虎落笛」「夜半の春」

連作短編。辛い話が多くてもう。 でも、ある編の主人公が、後の編で脇役として再登場することがよくある。そのときの彼らはおおむね幸せそうでほっとする。そこでまた、彼らはどんだけ辛い目にあったんだっけ、と、何度でも読み直せそうな予感。手元に置いて…

今井絵美子「寒雀 照降町自身番書役日誌2」

丁寧に書き込まれた人情話。ものすご面白い。4作目まで刊行されてるらしい。ゆっくり楽しみたい。

10.藤沢周平「驟り雨」

全体とおして、暗い。何度も読もうとは思えない。すごく面白いんだけど。

9.宮部みゆき「名もなき毒」

恐怖に憑かれた。 明日、無差別殺人の標的になってしまうかも知れないし、原田めぐみに出会ってしまうかも知れないし。 俺が、外立研治や原田めぐみに成らないで良かった。心がけよく生きていても、外立研治のような袋小路に填ってしまうことはあり得るだろ…

8.浅田次郎「姫椿」

浅田さんの本は短編が良い。「鉄道員」のあとがきだったか、 「短編小説が売れる風潮を望んでいる」 という意のことを書いていたような気がする。

7.北原亞以子「傷 慶次郎縁側日記」

最初の20ページぐらいで泣いてしまった。

今井絵美子「雁渡り」

市井もの。丁寧に書き込んである。面白い。士分を捨てて市井に下り、生計の道は自身番。道具立てがあれに似てるけど、粗製濫造しているあれは、今年はもう読まないと心に決めたのだ。

5.浅田次郎「五郎治殿御始末」

二回目だと思う。「石榴坂の仇討」が一番好き。浅田次郎さんの本は短編が良いね。

4.浅田次郎「天切り松 闇語り 残侠」

2回目。文句なし。

3.安住洋子「しずり雪」

これはすげえ。大傑作だ。市井もの短編と、武家もの中編が収められてる。 ねっとりと繊細。泣ける。チャンバラシーンは一度だけ、これも素晴らしい。 市井もの「昇り龍」がいちばんすき。

2.浅田次郎「輪違屋糸里」

新選組つながりで。狼藉の限りを尽くした新選組局長、芹沢鴨の人となりを、周囲の視点から浮き彫りに。 人物が「壬生義士伝」と一部共通なぶん、読みやすい。のだけど。語彙が多く、難しい漢字をいっぱい使ってあれば、偉そうな感じがするじゃない。でもそれ…

1.浅田次郎「壬生義士伝」

南部藩脱藩、吉村貫一郎の人となりを、周囲の視点から浮き彫りに。 巧いし面白いけど凝りすぎ。ラスト6ページくらいは本当に読みにくい。技術的にはすごいんだろうけど、楽しめるかどうかは微妙と思う。好みの問題かも知れないけど。 浅田さんは、偉くなろう…